第87回アカデミー賞(R)全5部門ノミネート。監督賞ベネット・ミラー、主演男優賞スティーヴ・カレル、助演男優賞 マーク・ラファロ、脚本賞、メイク・ヘアスタイリング賞。第72回ゴールデン・グローブ賞3部門ノミネート。第67回カンヌ国際映画祭監督賞 『カポーティ』『マネーボール』ベネット・ミラー監督最新作 スティーヴ・カレル『リトル・ミス・サンシャイン』チャニング・テイタム『マジック・マイク』 マーク・ラファロ『アベンシャーズ』

フォックスキャッチャー

なぜ大財閥の御曹司は、オリンピックの金メダリストを殺したのか?

監督:ベネット・ミラー 脚本:E・マックス・フライ、ダン・ファターマン 出演:スティーヴ・カレル、チャニング・テイタム、マーク・ラファロ、シエナ・ミラー 2014年/アメリカ/135分/カラー/英語/シネマスコープ/5.1ch PG-12 原題:Foxcatcher/字幕:稲田嵯裕里 提供:KADOKAWA、ロングライド 配給:ロングライド 宣伝:クラシック
《チーム・フォックスキャッチャー》 結成!!

イントロダクション

カンヌ映画祭を騒然とさせ、
賞レースの主役に躍り出た必見の問題作

「事実は小説よりも奇なり」と言うが、まさに全米を震撼させたその事件は誰の目にも奇異に映った。1996年1月26日、世界的な化学メーカー、デュポン社の創業者一族の御曹司が、レスリングの金メダリストを射殺したのだ。変わり者として知られた大富豪と優秀なアスリートの間には、いかなる因縁があったのか。『カポーティ』で今は亡きフィリップ・シーモア・ホフマンにアカデミー主演男優賞をもたらし、ブラッド・ピットと組んだ『マネーボール』でも絶賛されたベネット・ミラー監督が、謎に満ちた事件の深層に切り込んだ問題作、それが『フォックスキャッチャー』である。

アカデミー賞W主演男優賞ノミネート最有力!

完成前から注目が集まっていた本作は、2014年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、その全貌を目の当たりにした業界関係者のド肝を抜いた。実話に基づく映画作りに定評あるミラー監督のいっそう洗練され、研ぎすまされた語り口に加えて、事件の加害者ジョン・デュポンに扮したスティーヴ・カレルの常人離れした演技に驚嘆の声が続出。さらにダブル主演を務めたチャニング・テイタム、実力派として名高いマーク・ラファロとの濃密なアンサンブルは、あらゆる観客の目と心を奪って離さない。センセーショナルな題材に最高級の演出&演技が揃い、並々ならぬ完成度の高さを誇る本作は、本年度アカデミー賞レースの“主役”と呼ぶにふさわしい必見の一作である。

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ストーリー

なぜ大財閥の御曹司は、
オリンピックの金メダリストを殺したのか?

この世にも奇妙な実話は、1984年のロサンゼルス・オリンピックで金メダルに輝いたレスリング選手、マーク・シュルツに届いた突然のオファーから始まる。有名な大財閥デュポン家の御曹司ジョン・デュポンが、自ら率いるレスリング・チーム“フォックスキャッチャー”にマークを誘い、ソウル・オリンピックでの世界制覇をめざそうと持ちかけてきたのだ。その夢のような話に飛びついたマークは破格の年俸で契約を結び、デュポンがペンシルベニア州の広大な所有地に建造した最先端の施設でトレーニングを開始する。しかしデュポンの度重なる突飛な言動、マークの精神的な混乱がエスカレートするにつれ、ふたりの主従関係はじわじわと崩壊。ついにはマークの兄で、同じく金メダリストのデイヴを巻き込み、取り返しのつかない悲劇へと突き進んでいくのだった……。

キャスト

スタッフ

  • 監督
    ベネット・ミラー Bennett Miller
  • 脚本
    E・マックス・フライ  E.Max Frye ダン・ファターマン  Dan Futterman
  • 撮影監督
    グレッグ・フレイザー  Greig Fraser
  • 美術監督
    ジェス・ゴンコール  Jess Gonchor
  • 編集
    スチュアート・レヴィ  Stuart Levy コナー・オニール  Conor O’Neill ジェイ・キャシディ  Jay Cassidy
  • 衣装
    カシア・ワリッカ・メイモン  Kasia Walicka-Maimone
  • 音楽
    ロブ・シモンセン  Rob Simonsen

デュポン財閥とは

デュポン社は世界第三位の化学会社で、世界90ヶ国に70,000人の従業員を持つ。アメリカではロックフェラー、メロンに並ぶ三大財閥として知られている。1799年にフランス革命を避けフランスからアメリカに移住したエルテール・イレネ・デュポンが火薬工場としてデュポン社を設立。高品質、徹底した安全管理によって事業は成功し、南北戦争によってデュポン社は巨大な富を得た。第一次世界大戦、第二次世界大戦でも火薬を供給し、20世紀には化学会社に進出。合成ゴムや合成繊維など数々の新素材を開発。調理器具に使われるテフロンもデュポン社の商標である。

スティーヴ・カレル Steve Carell

ジョン・デュポン

1962年8月16日生まれ。アメリカ、マサチューセッツ州出身。コメディ番組「The Daily Show with Jon Stewart」(99~04)で注目を集め、2005年に初主演した『40歳の童貞男』は、AFIアワードにて「今年もっとも傑出した映画10作品」に選出される。TVシリーズ「The Office」では、2006年にゴールデン・グローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演男優賞を受賞した。

◎主なフィルモグラフィ

 

『31年目の夫婦げんか』(12)
『エンド・オブ・ザ・ワールド』(12)
『ラブ・アゲイン』(11)
『ゲットスマート』(08)
『リトル・ミス・サンシャイン』(06)
『40歳の童貞男』(05)
『奥様は魔女』(05)

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チャニング・テイタム Channing Tatum

マーク・シュルツ

1980年4月26日生まれ。アメリカ、アラバマ州出身。『コーチ・カーター』(05)でスクリーンデビュー。2006年の『ステップ・アップ』で初主演し、その後も『G.I.ジョー』(09)、『親愛なるきみへ』(10)、『君への誓い 』(12)など話題作に出演。2012年には製作も兼ねた『マジック・マイク』で自身のストリッパー時代のエピソードを映画化し話題を呼び、2012年米誌『People』の最もセクシーな男性に選ばれるなど人気を不動のものとした。

◎主なフィルモグラフィ

 

『サイド・エフェクト』(13)
『ホワイト・ハウス・ダウン』(13)
『マジック・マイク』(12)
『君への誓い』(12)
『親愛なるきみへ』(10)
『パブリック・エネミーズ』(09)
『G.I.ジョー』(09)
『ステップ・アップ』(06)

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マーク・ラファロ Mark Ruffalo

デイヴ・シュルツ

1967年11月22日生まれ。アメリカ、ウィスコンシン州出身。2000年に ケネス・ローガン監督「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」の主演に抜擢される。以降、数々のヒット作に出演。『キッズ・オールライト』(10)ではアカデミー賞®助演男優賞にノミネートされた。初監督作の『シンパシー・フォー・デリシャス』(10)は、サンダンス映画祭で特別審査員賞を受賞した。

◎主なフィルモグラフィ

 

『はじまりのうた』(13)
『グランド・イリュージョン』(13)
『アイアンマン3』(13)
『アベンジャーズ』(12)
『シンパシー・フォー・デリシャス』(10)
『キッズ・オールライト』(10)
『かいじゅうたちのいるところ』(09)
『ゾディアック』(06)

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ヴァネッサ・レッドグレイヴ Vanessa Redgrave

ジャン・デュポン

『欲望』(66)、『裸足のイサドラ』(68)、『ジュリア』(77)、『ミッション:インポッシブル』(96)、『つぐない』(07)、『ジュリエットからの手紙』(10)、『アンコール!!』(12)、『大統領の執事の涙』(13)

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シエナ・ミラー Sienna Miller

ナンシー・シュルツ

『レイヤー・ケーキ』(04)、『ファクトリー・ガール』(06)、『G.I.ジョー』(09)、「アメリカン・スナイパー」(2015年2月公開)、「Black Mass(原題)」(15)

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アンソニー・マイケル・ホール Anthony Michael Hall

ジャック

『すてきな片想い』(84)、『ブレックファスト・クラブ』(85)、『ときめきサイエンス』(85)、『シザーハンズ』(90)、『ダークナイト』(08)

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ベネット・ミラー Bennett Miller

監督

1966年生まれ。98年ドキュメンタリー作品「The Cruise」で長編映画監督デビューし、映画祭で高い評価を得る。実際の犯罪を描いた革新的な小説『冷血』を書きあげる作家トルーマン・カポーティの姿を描いた『カポーティ』(05)でアカデミー賞®、作品・監督・脚色賞など5部門にノミネート。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンの見事な演技を引き出し、アカデミー賞主演男優賞をもたらす。ブラッド・ピット主演『マネーボール』(11)ではメジャーリーグ球団オークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャー、ビリー・ビーンを独自の視線で描き、全世界の賞賛を得て、その才能はハリウッドが最も注目することに。アカデミー賞®では作品賞を含む6部門でノミネート、ゴールデン・グローブ賞では4部門、全米映画俳優組合賞は2部門にノミネート、ほか数々の映画賞を賑わした。

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